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騒音にお悩みの方は必見!防音工事施工の方法について解説

騒音や音漏れに悩んでいる方は多いでしょう。車やバイクの音がうるさくて困っている、騒音を気にせず、部屋で静かに在宅ワークがしたいといったケースもあるのではないでしょうか。防音工事をしてもらいたいけど、事前にどんな施工をするのか知っておきたい、と思っている方のために、この記事では防音工事を業者に依頼する際に、押さえておくポイントや施工の方法などについて解説します。

 

防音の種類と施工工事で使用する防音材の例

一言で防音工事といっても、施工方法はさまざまです。たとえばピアノの音、車の音、子どもの足音はそれぞれ違った種類の音になります。音の周波数によって、適切な防音材は異なります。同じ楽器でも、ピアノとドラムは、音の周波数が違うのです。どんな音を防ぎたいかによって、使用する防音材も変わります。防音の方法は下記のようなものがあります。

 

遮音

空気中の音の振動を、遮音材の使用によって跳ね返すことで、音が外部に漏れるのを防ぎます。遮音材としては、コンクリートや鉄板などもありますが、高価なため、遮音シートや石膏ボードなどが用いられることも多くなっています。

 

吸音

音の振動を吸音材の細かい穴(細孔)に取り込み、内部で振動を拡散させる防音の施工方法です。吸音材の素材としては、グラスウール、ロックウール、ウレタンフォームなどが代表的なものとなります。

 

防振

防振材によって、音の原因となるものを支えることで、音の振動を抑えます。防振材には、防振ゴムや防振マットなどがあります。防振材を床や壁に用いることで、外部への音漏れを防ぐことができます。

 

制振

振動の原因となっているものに、ゴムシートなどを貼ることによって、振動自体を抑える防音方法です。金属を棒で叩いたら、高い音が鳴りますが、ゴムシートを貼っておくと音の振動が抑えられるのをイメージするとわかりやすいでしょう。

 

実際の防音工事では、これらの方法を組み合わせて施工します。遮音性や吸音性のバランスを考えなければ、必要な音まで聞こえにくくなるケースや、反響音が全くなくなってしまうケースがあるからです。

 

目的によって、防音の施工方法は異なる

防音工事の際には、防音の目的をはっきりさせることが重要です。目的によって防音施工する場所や方法が変わってくるからです。以下で詳しく、解説していきます。

 

外部の音を遮断したい場合

道路沿いや鉄道付近にお住まいで、車や電車の騒音を防ぎたい場合は、窓に防音の施工をするのが効果的です。1例として、窓の内側にもう1つ窓を設置し、二重窓にする方法があります。2つの窓の間に隙間ができることで、気密性が高くなり、音の遮断が可能です。ガラスの間に隙間がはいったペアガラスに取り換える方法もあります。

 

室内の生活音が外に漏れるのを防ぎたい場合

生活音が隣の部屋に漏れたり、子どもの足音が下に響いたりするのを防ぐには、壁や床に防音施工が必要です。壁の内部に吸音材を入れる、壁の喚起口に防音性のある素材を取り付けるなどの方法で、生活音の漏洩を防ぎます。

 

また床に防音施工する場合は、床を防音性の高い素材に張り替える、床材の下に遮音材を敷くなどいくつかの方法があります。どの程度の音を防ぎたいかによって、施工を変えなければいけません。

 

防音室を設置する場合

防音室を設置する場合、費用は高額になるケースも多いですので、見積りをしっかりと確認しましょう。また、環境省や都道府県が騒音の基準を定めており、基準のデシベル以下に抑えられるかを確認する必要があります。室内で扱う楽器によって、適切な音遮構造も変わってきます。ギターとドラムではデシベルが大きく異なり、必要な施工方法も変わってきます。専門の業者に相談するようにしましょう。

 

防音施工の工事を依頼する前に注意するべき点

防音施工の工事の前に、下記の点も確認しておきましょう。

 

工事依頼から完了までの期間

防音工事の期間が、どのくらいになるかは、依頼内容や部屋の状況によって異なります。相談や現地調査の時に、費用面と合わせて、工事期間についても業者に確認しておきましょう。

 

マンションでは専有部分のみ工事が可能

専有部分の範囲については、マンションごとに規約が異なるため、工事ができる場所をあらかじめ把握しておく必要があります。また、専有部分の工事についても、制限がある場合もありますので、管理会社に事前の確認をおすすめします。

 

補助金がもらえるケースを確認しておく

空港近くや幹線道路沿いに住んでいる場合、補助金がもらえる可能性があります。他にも、米軍基地の近くに住んでいる場合など、自治体によって、補助金支給の基準がさまざまです。築年数や騒音のレベルなどの基準が設けられている場合もあります。詳細については、お住まいの自治体に問い合わせるとよいでしょう。

 

まとめ

防音施工工事の方法について、詳しく解説してきました。快適な日常生活を送る上で、騒音はストレスやトラブルの素になります。誰しも自分の家では静かで落ち着いた生活をしたいものです。防音工事によって、問題が解決するかもしれません。騒音でお悩みであれば、「株式会社谷田部工務店」にお任せください。さまざまな防音工事で、快適な生活空間を作っていきます。ご用命の際はお気軽にご相談ください。